「犬をひとりぼっちで留守番をさせていいのか?」 「うちの子は留守番に耐えられるのか?」など心配になったことはありませんか?
基本的にほとんどの犬は留守番が苦手です。そもそも犬は群れで生活する動物なので、ひとりぼっちになると不安を感じるのです。
そうは言っても犬を連れていけない場所に出かけるときなど、留守番をさせなければいけない場面はたくさんありますよね。
当記事では犬を留守番させるときに注意すべき点などを解説してまいります。
おススメグッズの紹介もありますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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留守番の限界は何時間?
犬がお留守番できる時間は、犬の年齢、種類、健康状態、性格などによって異なります。一般的なガイドラインとしては、健康な成犬の場合4〜6時間程度と言われていますが、もちろんこれはおおよその目安であり、犬によって個体差があります。
もっと長くお留守番できる子もいますが、最長でも10時間程度と考えたほうがいいようです。
慣れていないと、ひとりぼっちが不安で水を飲めなくなったり、上手にトイレができなくなります。
ウンチはさんぽのときしかしないという子であれば、留守中にもよおしたときに混乱するでしょう。
お留守番に慣れていないと、さまざまなストレスから普段やらないようなイタズラをしたり、場合によっては体調に異常をきたすことだってありえます。
まずは短時間から徐々に慣れさせていくようにしてください。
留守番が得意な犬の特徴、苦手な犬の特徴
一般的に、「独立心が強い犬は一人で過ごすことに慣れており、留守番が得意な傾向がある」なんて言われますが、そんなのわからないですよね。
人間が出かけるときに騒いだり吠えたりする子は、ひとりぼっちが苦手なのでしょう。そういう子には過度なストレスを与えないよう注意が必要です。
留守番が得意な犬の特徴
性格がおとなしい
穏やかで優しい性格の犬は、ストレスを感じにくい傾向があり、留守番が得意なことがあります。
一概には言えませんが、おっとりした性格の大型犬のほうが何事にも動じず、落ち着いているイメージがありますよね。
トレーニングが進んでいる
「そりゃそうだろう」「それができれば苦労はしない」と言われそうですが、やはりこれが大事です。
特にトイレトレーニングが進んでいる犬は、長時間トイレに行かなくても耐えられる可能性があるので、不安になりにくいでしょう。トイレをしたいけどひとりだとどうしていいかわからず、パニックになって変なところで用をたしてしまう犬はトレーニングが足りないのかもしれません。
十分な運動をしている
こちらは犬の特徴というよりは、事前に運動をしているかどうかです。
十分な運動をした犬は、エネルギーを発散しているので、静かに過ごすことができるでしょう。
可能であれば留守番をさせる前に散歩にいったり、一緒に遊んであげてエネルギーを発散させましょう。
留守番が苦手な犬の特徴
分離不安が強い
飼い主と離れることに強い不安を感じる子は、やはり留守番が苦手です。人間が出かける気配を感じただけで大騒ぎする子も多いでしょう。
散歩のときにリードを離しても飼い主から離れることなく、飼い主に着いてくるタイプです。ドッグランに行ってもちょっと走ってすぐに戻って来るような子たちいますよね。
こういう子たちは分離不安が強く、飼い主がどこかに行ってしまうことを常に恐れています。
興奮しやすい
興奮しやすく、じっとしていられない性格の子は、静かに留守番するのが難しいことがあります。
留守番といういつもと違う環境で、じっとしていられなくてイタズラをしてしまうことが多いです。
留守番の間ずっと興奮状態なので、破壊行動などの普段やらないようなことをしてしまったり、遠吠えのような声を出し続けたりします。
遠吠えは飼い主に「早く帰ってこい!」と呼んでいるのかもしれませんね。
近所迷惑になる場合もあるので、注意が必要です。
病気や高齢、子犬
病気や高齢の犬は、お留守番が苦手なことがあります。
子犬の場合は精神的に未熟だったり、高齢犬であれば視力や聴力の低下から不安を感じやすくなると言われています。
高齢になってから分離不安の症状が出ることも少なくありません。
子犬や高齢犬、または特定の健康上の問題を抱えている犬は、より頻繁にトイレに行く必要があるため、長時間の留守番をさせないように気を付けるべきです。
信頼できる人に預けたり、ペットホテルの利用なども検討すべきでしょう。
留守番におススメのグッズ
気を紛らわせたり興奮を鎮めるために、おもちゃなどを与えるのも有効です。
次は留守番におススメのグッズなどを紹介してまいります。
おもちゃ(知育玩具)
お気に入りのおもちゃであればなんでもいいと思いますが、お留守番にはおやつをかくしてさがさせる「知育玩具」などとよばれるものがおススメです。
夢中になっておやつをさがしている間に出かけてしまいましょう。
有名なものにコング(KONG)がありますが、最近ではいろいろなカワイイ知育玩具がありますので、お気に入りを見つけてください。
コチラは当店のおススメ。おやつをかくしてさがさせる知育玩具です。お留守番にもピッタリ
自動給水器・給餌器(餌やり器)
給水器については、お留守番が苦手なワンちゃんに限らず、長時間の留守番にはぜひ用意しておきたいアイテムです。
常に清潔な水を飲めるようにしておかないと健康を損ねるかもしれません。
また、飼い主がいなくても食事ができる給餌器は、ワンちゃんにとってとても心強いはず。
不測の事態で予定よりも帰りが遅くなるような場合でも、いつもの時間に食事を与えられるのはとても便利です。
ただし、自動給餌器があるからといって一晩中留守にしたり、ワンちゃんだけおいて旅行に出かけたりするのはおススメできません。
急な用事でどうしても連れていけない場合はできるだけペットホテルなどを活用しましょう。
ペットカメラ
最近のペットカメラは高性能で、スマホを使って声かけをすることもできたりします。
飼い主の声を聞くことで安心できるワンちゃんも多いでしょう。
そして何より、留守中の様子がわかるのはとても安心できますし、今後の対策もできるようになります。
留守番の様子を見ていたら、何時間もずっと玄関の前で悲しそうな声を出していて、かわいそうで留守番をさせることができなくなったという人もいるぐらいです。
留守番のときどうやって過ごしているかはワンちゃんによってさまざまです。自分の愛犬がどう過ごしているかを知るためにもペットカメラはとてもおススメです。
まとめ
愛犬には留守番をさせないことが一番ですが、実際のところそうもいきません。
また、ちょっとだけ留守番させるつもりが、なんらかの事情で長時間になってしまう場合などもありえますので、やはり対策は必要です。
ワンちゃんの性格にもよるので、自分の愛犬に合った対策を心がけましょう。
結局は「慣れ」が一番ですが、どうしても慣れることができないワンちゃんに対しては、ここで紹介したようなグッズを上手く使ってみてください。