犬の年齢を知ることは、飼い主にとって非常に重要です。
どのライフステージにあるかによって、犬の食事や運動、健康管理が大きく変わるからです。
そこで、この記事では「犬年齢早見表」を使って、小型犬から大型犬まで、さまざまな犬種の年齢を人間の年齢に換算する方法をわかりやすく解説します。
各犬種ごとの寿命や、年齢に応じた飼い方のポイントも紹介していくため、愛犬の健康管理に役立てることができるでしょう。
また、犬の年齢早見表を活用することで、犬が現在どのライフステージにあるのかを把握し、適切なケアを提供する手助けとなることを目指します。
以下は小型犬~中型犬、中型犬~大型犬を人間に置き換えた場合のそれぞれの年齢早見表です。
さっそく見てまいりましょう。
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小型犬~中型犬の年齢早見表
犬の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1 歳 | 15 歳 |
2 歳 | 19 歳 |
3 歳 | 23 歳 |
4 歳 | 27 歳 |
5 歳 | 31 歳 |
6 歳 | 35 歳 |
7 歳 | 39 歳 |
8 歳 | 43 歳 |
9 歳 | 47 歳 |
10 歳 | 51 歳 |
11 歳 | 55 歳 |
12 歳 | 59 歳 |
13 歳 | 63 歳 |
14 歳 | 67 歳 |
15 歳 | 71 歳 |
16 歳 | 75 歳 |
17 歳 | 79 歳 |
18 歳 | 83 歳 |
19 歳 | 87 歳 |
20 歳 | 91 歳 |
中型犬~大型犬の年齢早見表
犬の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1 歳 | 15 歳 |
2 歳 | 22 歳 |
3 歳 | 29 歳 |
4 歳 | 36 歳 |
5 歳 | 43 歳 |
6 歳 | 50 歳 |
7 歳 | 57 歳 |
8 歳 | 64 歳 |
9 歳 | 71 歳 |
10 歳 | 78 歳 |
11 歳 | 85 歳 |
12 歳 | 92 歳 |
この表を使うことで、愛犬の年齢を人間の年齢に換算し、それに基づいて適切なケアや健康管理を行うことができるでしょう。
ぜひお役立てください。
小型犬~中型犬の年齢と人間の年齢の換算方法
小型犬~中型犬の寿命と年齢の特徴や計算方法について解説します。
小型犬~中型犬の年齢計算の基準
小型犬~中型犬の年齢を人間の年齢に換算する際は、愛犬の最初の1年が人間の約15歳に相当すると考えてください。
2年目以降は毎年約4歳ずつ加算するのが一般的です。これにより飼い主は、愛犬が何歳になるか理解しやすくなります。
小型犬に限らず、犬は成熟が早く始まるため、早い段階で大人になると考えられます。
トイプードル、チワワの年齢換算
トイプードルやチワワは小型犬の中でも特に人気がありますので、その年齢換算方法は多くの飼い主にとって気になるところでしょう。
例えば、トイプードルの5歳は人間の年齢で約36歳に相当し、チワワもほぼ同様です。
平均寿命は12~16年程度と、比較的長生きする犬種と言われていますが、個体差もあります。
長く健康でいるためにも、この換算表を利用し、愛犬の健康管理や病気の予防に役立ててください。
フレンチブルドッグの寿命と年齢の特徴
フレンチブルドッグの平均寿命は10~13年とされています。
一般的な小型犬よりは短く、大型犬よりは長いと言えるでしょう。
フレンチブルドッグに代表される、短頭種とよばれる犬種は呼吸器系の問題を抱えやすいため、年齢が進むにつれて健康管理が重要になってきます。
早期に病気を見つけるためにも、ある程度の年齢になったら定期的な獣医師の診断が勧められます。
ポメラニアンの平均寿命と健康管理
ポメラニアンの平均寿命は、チワワやトイプードルと同様12〜16年と長いですが、小型犬特有の心臓病や関節問題などさまざまな健康問題を抱えがちです。
これらの問題を避けるためにも、適切な運動と栄養バランスの取れた食事が不可欠です。また、命にかかわる病気ではないですが、胴体部分の毛が異常に抜けるポメラニアン特有の脱毛症を発症する子がいます。こまめに肌の状態をチェックしてあげ ましょう。
マルチーズとその他小型犬の比較
マルチーズは他の小型犬に比べても温和で、飼いやすい犬種と言われています。
平均寿命は12〜15年と他の小型犬と同程度であり、健康を維持するためには、他の小型犬同様、適切なペットフード選びと運動が欠かせません。
健康面で他の小型犬と比較して大きな違いはなく、病気に対する予防策は同様と考えていいでしょう。
ロングコートが特徴的で、定期的なグルーミングが必要です。
ダックスフンドの年齢特性と平均寿命
小型犬に分類されるミニチュアダックスフンドも、中型犬と言われるスタンダードダックスフンドも比較的長寿と言われています。
一般的な小型犬と同様で、年齢計算は最初の1年が人間で言う15歳、それ以降毎年4歳ずつ歳をとると考えていいでしょう。
平均寿命は12〜16年とされており、活発で長生きする傾向にありますが、ダックス特有の病気もありますので、定期的な健康チェックを忘れずに行うことが重要です。
柴犬の年齢特性平均寿命
柴犬は日本原産の中型犬で、平均寿命は約12〜15年です。小型犬とされる豆しばも同様です。
中型犬としては長生きな方で、年齢の重ね方は小型犬同様2年目以降は毎年4歳ずつ歳をとると考えていいでしょう。
この犬種は比較的健康な部類に入りますが、アレルギー体質のものも多く見られます。適切な食事と早期のアレルギー対策が長生きのポイントです。
中型犬~大型犬の年齢早見表
次は中型犬~大型犬の年齢換算方法とその特徴を見ていきましょう。
中型犬~大型犬の年齢と人間の年齢の換算方法
中型犬の年齢の人間への換算では、最初の1年を除いて、毎年約5~6歳ずつ老化すると考えられています。
大型犬は毎年約7歳ずつ歳をとると考えるのが一般的です。
上の表では小型犬~中型犬が毎年4歳ずつ、中型犬~大型犬が毎年7歳ずつ歳をとるとして作成していますが、実際はひとくくりにできるものではありません。犬の大きさによって4歳から7歳まで、幅があるのだと思ってください。
小さいほど長生きで、大きくなるほど短命ということです。
この換算テクニックを理解することで、それぞれの犬がどのライフステージにあるのかが把握しやすくなります。
ラブラドール、ゴールデンレトリバーの年齢計算
ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーは人気の大型犬の代表例であり、特に仔犬期の成長が早いことが特徴です。
この犬種も1年目を人間の年齢で約15歳と換算することにかわりはありませんが、体格の変化が著しいと言われています。
生まれたては1㎏もないのに、3~4カ月で10㎏に達し、成長の早い子は半年で20㎏にもなります。正直もう少しゆっくり成長して欲しいですね。
その後、1年で約7歳ずつ年を取るのは他の大型犬とかわりません。
シェパード等、アクティブな大型犬の寿命と健康
シェパードの寿命は9~13歳程度と言われています。
シェパードといえば警察犬というイメージも多いと思いますが、6歳くらいで引退するそうです。健康でいられる期間はあまり長くないということですね。
シェパードなどのアクティブな大型犬は、運動能力が高いため、適切な運動量と栄養補給が不可欠です。
大型犬は、中型犬や小型犬に比べて寿命が短めであることが多いので、ライフステージを意識した適切なケアを心がけましょう。
セントバーナード、グレートデーンの寿命と健康
大型犬、超大型犬と言われるセントバーナードとグレートデーンですが、大きさのわりには長生きとも言われます。
これだけ大きいのだからさぞかし短命だろうと思いきや、セントバーナードは9~10歳と、他の大型犬とあまり違いはありません。
グレートデーンの方がやや短命で7~10歳とされています。
どちらも大型犬ならではの問題に注意が必要です。特に関節や心臓の病気には気を付けなければなりません。
大型犬特有の病気に早期に対処することが長生きの秘訣です。
スタンダードプードルの寿命と健康
スタンダードプードルは大型犬の中でも比較的健康な犬種で、平均的な寿命は12〜15年とされています。
原型はトイプードルと同じですので、比較的丈夫で健康な犬種と言えますが、体が大きい分、内臓負担が大きいなど、トイプードルと比較すると短命と言えるでしょう。
遺伝的な病気やプードルがかかりやすい病気が存在するため注意が必要です。
その他種類別・各ライフステージ健康ガイド
その他の分類で見る各種犬の年齢と健康について詳しく見ていきます。
ミックス犬の年齢と健康
ミックス犬の場合、その性質や健康状態は非常に多様で、平均寿命やケア要件は、その犬がどの犬種の血を引いているかによって異なります。
基本的には小型犬、中型犬、大型犬のどこに分類されるのか、犬種特有の特性を引き継いでいるのかで推測できます。
さまざまな血を引き継いでいる「雑種」は昔から健康で長生きと言われてきましたが、純血種同士の違う犬種が掛け合わされた「ミックス犬」は逆に寿命が短いと言われることがあります。
これは、親の犬種がかかりやすい病気を受け継いでおり、ミックス犬自体が病気になりやすいからと言われています。
仔犬期の発育と必要な栄養素
仔犬期は犬の発育にとって、とても重要な時期です。
お伝えしたとおり、小型犬でも大型犬でも最初の1年で人間の15歳になるわけですので、この1年がいかに重要かがわかると思います。
この時期に適切な栄養素を摂取することが成長に欠かせません。特にカルシウムやタンパク質は、健康的な骨格と筋肉の発達に必要です。仔犬用のバランスのいいペットフードを選び、必要に応じてサプリメントを与えることも考えましょう。
成犬期の運動量と食事制限
最初の1年で15年分成長するのに対し、2年目以降は4~7年と急激に成長速度が遅くなります。
過剰なカロリー摂取は肥満を招き、関節病や糖尿病のリスクを高めることがありますので、成犬期には、犬の運動量に応じて食事量を調節する必要があります。
アクティブな犬はそれに見合ったカロリーを、比較的静かな犬は少なめのカロリー摂取が望ましいでしょう。
シニア犬の健康と習慣
シニア犬は人間同様、病気にかかりやすくなってきますので、特に健康管理が重要です。高齢化に伴い消化能力が低下するため、消化しやすい食材を選ぶことが大切ですし、脂肪分の摂り過ぎなどにも注意しましょう。
また、定期的な運動は筋肉の衰えを防ぎ、活動的な日常する上で不可欠です。激しい運動は不要ですが、散歩などの軽めの運動はしっかり行ってください。
また、健康に見えてもどこかに問題を抱えている場合があります。これは人間と同じですね。
定期的な獣医師の診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。
長寿犬との向き合い方
犬が長生きするようになってきたことはとても喜ばしいことですが、一方で介護が必要なケースが増えています。
犬にも健康寿命があることを認識しなくてはならないのです。
人間同様、犬も高齢化によって認知症の発症が増加しています。
犬種による違いもあり、日本犬(柴犬や秋田犬、北海道犬など)は洋犬にくらべ、認知症になりやすいと言われています。
飼い主が犬の老化についてしっかり理解し、どう向き合っていくかはとても重要なことです。
確かに寿命は伸びていますが、必ずしも一生健康でいられるワケではないということを理解しなくてはなりません。
老齢化に伴う犬の心や行動の変化
犬が老齢化するにつれて、その行動にも変化が見られます。
活動量の減少や食欲不振などがわかりやすい例です。これらの変化を敏感に察知し、必要に応じて環境や食事の調整を行うことが、犬の生活の質を維持するために重要です。
また、犬が少しでも快適に過ごせるように、室温やその他飼育環境にも配慮しましょう。
- 以下、老齢にともなう心と行動の変化です
- 頑固になる
- 甘えん坊になる
- 攻撃的になる
- 無気力になる
- 睡眠時間が長くなる
- つまづいたり転ぶ
- 段差が苦手になる
- ジャンプができなくなる
- 食べ物の嗜好が変わる
このような老化のサインと病気のサインを間違えてしまうことがあります。本当は病気なのに、単なる老化と間違えて治療が遅れることがないよう、普段から注意深く観察し、異変を感じたら獣医に診てもらうようにしましょう。
まとめ
犬の年齢を人間の年齢に換算することで、各ライフステージに応じた適切な健康管理ができます。
犬種ごとに特性や寿命が異なりますので、それぞれに適した食事や運動、健康管理にお役立てください。
また、老犬の心や行動の変化についても触れてまいりました。人間同様、年齢を重ねるごとに病気にかかりやすくなりますので、老化の様子が見られたら注意深く観察し、早期発見、早期治療を心がけましょう。
犬は自分の状態を言葉で伝えることはできません。飼い主が愛犬の健康状態をしっかり把握し、適切なケアを行うことで、愛犬の生活の質を向上させるよう努めてください。