トイプードルとミニチュアシュナウザー、どちらを迎えるか迷っている飼い主さんも多いのではないでしょうか？
なぜこの2種かというと、むかし自分がどちらにしようか迷ったからです。
性格や体格、お手入れ方法、過ごし方、健康面など、検討すべきポイントはたくさんあります。
今回の記事ではそんなトイプードルとミニチュアシュナウザーの違いに焦点を当て、比較しながら詳しく解説していきます。これらの情報を参考にして、あなたにぴったりの愛犬との生活を見つけてみてください。
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トイプードルとミニチュアシュナウザーの違い
トイプードルとミニチュアシュナウザーはどちらも人気の犬種ですが、性格や外見、お手入れの方法などにおいてそれぞれ異なる特徴があります。
比較をしながらその違いを細かく見ていきましょう！
日本国内における登録頭数
一般社団法人ジャパンケネルクラブによると2023年の登録頭数（2023年1年間で新たに登録された数）はトイプードルが77,908頭で1位、ミニチュアシュナウザーは14,199頭で5位となっています。
人気度ではトイプードルの方がだいぶ上ですが、前年比較だとトイプードルは減少傾向、ミニチュアシュナウザーは増加傾向にあるようです。
原産国
ミニチュアシュナウザーはドイツ原産ですが、トイプードルはいくつかの説がありはっきりしていません。
トイプードルの祖先であるスタンダードプードルの原産がどこであるかが分かっていないためです。
しかしプードルはフランスの貴族の間で人気になり、そこで小型化が進んだことから、一般的にはフランス原産と言われることが多いようです。
体格
どちらも小型犬と言われるサイズですが、ミニチュアシュナウザーの方がやや大きめです。
ただし、ここで注意しなければならないのは「このサイズの犬をこう呼ぶ」と人間が決めただけの話だということです。
ややこしいですが、トイプードルが小さいのではなく、小さいからトイプードルなのであり、小さいからミニチュアシュナウザーなのです。
- トイプードル 体高24～28cm 体重３～４Kg
- ミニチュアシュナウザー 体高30～35cm 体重4～8Kg
被毛（毛質）の違いとお手入れのポイント
トイプードルの毛質は柔らかくシルキーなロングコートであり、一方ミニチュアシュナウザーはスムースな短い被毛を持っています。
トイプードルはブラッシングが必要で、定期的なトリミングも大切です。一方、ミニチュアシュナウザーはブラッシングも必要ですが、トリミングの頻度は低めです。
どちらも抜け毛が少なく、家庭犬として人気の理由ですね。
色はトイプードルがレッド、アプリコット、ブラック、グレー、ホワイトなどの単色であるのに対して、ミニチュアシュナウザーはブラック、ソルト＆ペッパー、ブラック＆シルバー等が一般的です。
性格の違い
どちらも人懐っこく、飼い主に従順で非常に賢い犬種と言われています。
トイプードルは忠誠心、学習能力が高く、それがコンパニオンドッグとして優秀であると言われる所以です。
一方ミニチュアシュナウザーは活発で勇敢な性格を持っており、忍耐強く番犬としても向いています。
どちらも家庭犬、愛玩犬として飼いやすさに大きな違いはないでしょう。
運動量やトレーニングの違い
どちらも適度な運動を欠かせませんが、ミニチュアシュナウザーはより活発であるため、トイプードルより多くの運動を必要とします。
トイプードルは知的で素早く学ぶことができるため、トレーニングも比較的容易ですが、ミニチュアシュナウザーは頑固で、しつけが少し難しい場合があると言われています。
食事や健康面の注意点
トイプードルは適度な運動をしていれば肥満になりにくい傾向がありますが、ミニチュアシュナウザーは必要な運動量が多いため、食事量にも気を配る必要があります。
平均寿命はどちらも12～15歳程度で大きな違いはありませんが、どちらかというとトイプードルの方が長寿と言われています。飼い主の健康に対する意識が向上していることで、どちらも寿命は伸びている傾向にあります。
かかりやすい病気についても大きな違いはありません。気管虚脱や膵炎、椎間板ヘルニアなど、小型犬が発症しやすい病気に注意が必要です。
飼育コスト
個体差もあるので一概には言えませんが、食事面ではややミニチュアシュナウザーの方が費用がかかると言えるでしょう。
運動についても時間や費用面（ドッグランの利用など）で、ミニチュアシュナウザーの方が若干上回るかもしれません。
一方でトリミングやグルーミングなどのお手入れではトイプードルの方が頻度が高い分高コストになります。
犬を飼う際の費用についてはこちらをご覧ください
まとめ
愛玩犬として人気を二分すると言っても過言ではないトイプードルとミニチュアシュナウザーについて、その違いを見てまいりました。
どちらも魅力的な犬種ではありますが、微妙なちがいもあることはご理解いただけましたでしょうか？
飼い主の考えや飼い方で大きく変わるものの、性格や運動量などでは若干トイプードルの方が飼いやすいと言えるかもしれません。
この辺が飼育頭数の差にあらわれているかもしれませんね。
とはいえどちらもとても人気が高く魅力的な愛玩犬であることには変わりありません。どちらを飼ったとしても後悔することはないでしょう。
あなたのライフスタイルや好みに合った愛犬を選んで、素敵な共同生活を楽しんでください！